鷲尾山　306m

手軽に登れる市民の山、鷲尾山を紹介します。
(1)北ルート
　高知市の上町二町目交差点を南へ、土佐塾中学高校の横を通過して、
鷲尾トンネルの北口にある登山口Aに至ります。
登山口Aには、立派なルート図が立てられています。
方角が一般の地図と異なることに注意が必要です。
登山口には冷たい水源があります。
 
道は多少ジグザグしますがほどよい幅があります。
稜線に出ると左(東)は鷲尾山、右(西)は烏帽子山へと道が分かれます(地図I)。
少しきつい登りですが、登り切ると20メートル四方ほどの広場の山頂に出ます。
 
山頂からは東は室戸岬、西は足摺岬–は少し無理ですが、
恐らく窪川町の辺りまで見渡せます。
 
登山口から30~40分程度の登りですから、
午後から、あるいは少し日が陰ってからでも充分に登れます。
ちょっとした運動・トレーニングには最適の山でしょう。
 
追加情報-1
地図Iで稜線に出て、鷲尾山山頂に向けて
登りがきつくなりはじめる手前で左に分岐があります(F)。
この道は鷲尾山の北斜面をトラバースし
宇津野山への道へとつながります。地図F-G
 
追加情報-2
北ルートを登り始めて数分、
左手にある大岩の手前を、左に登る踏み跡があります(地図H)。
これを進むと稜線に出て、右(南)へ山頂方向、左へは下る道があります。
右の道は足跡もありますが、所々不明瞭。
通常のA-H-I-山頂ルートのIより少し東に出ます。
H-J-Kルートを下るのは迷いやすいと思います。
このルートを登るならば、登る時にテープで印をつけると良いでしょう。
もしかすると、このルートがトンネルができる前の
元々のルートだったのかも知れません。
 
(2)南ルートその1
　鷲尾トンネルを南に抜けるとすぐに東側にカラオケスタジオがあります。地図B
邪魔にならないように駐車して、スタジオの東裏に回ると
小さな鉄橋があってこれを渡ります。
29番鉄塔方向への順視路を進み、
6-7分で道の南側の29番鉄塔に到ります。(C)
30番鉄塔方向に道なりに進みます。
山の南東面を巻くように進むと30番鉄塔手前のT字路に到ります。(D)
30番鉄塔は右へすぐ。右下に下る道もあります。
鷲尾山を示す標識はありませんが、ここは31番鉄塔方向を示す左へ進みます。
 
地図の破線Eで示すちょっとした近道もありますが、
少し荒れていて、特に登りの時は入り口がわかりにくいですので
素直に道なりに進んだ方がよいでしょう。
登山口から30分少しで、ひょっこりと頂上に出ます。
 
(3)南ルートその2
　上記のカラオケスタジオ裏から、鉄橋をわたらず、
養鶏場の右手を進むと広い山道があります。
道はやがて細くなります。
上流から見て谷の右側に沿う道ですが、
やがて谷を右方向へ渡ります(L)。
渡った少し先に分岐があり、左は谷に沿って上がりますが、ここは右へ(M)。
以後、一部崩れそうな横道がありますが、
屈曲しながら地図Iへ出ます。
夏は南ルートは蜘蛛の巣や蚊が多く、北ルートのほうが快適ですが、
冬は南ルートの陽だまりの感じが良さそうです。

参考書　分県登山ガイド高知県の山(山と渓谷社)p92


左は鷲尾山北側からの写真。向かって左のピークが鷲尾山、右のテレビ塔横のピークは烏帽子山です。
右と下の写真は2004年11月7日、昔の職場のハイキング。
心も顔も、膝も笑う下山です。幼稚園の子供が一番元気でした。